ちゃお、1999年4月生まれ
私どもの自治会地域で地域猫の活動が始まった時には、5歳でした。
昨年末をもちまして「ちゃお」は子育て犬を卒業しました。
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★あにまるライフ豊中★が発足したのが2006年7月
その年12月茨木警察署から、子犬を2匹引取った時に、保父役を始めてくれました。
この小さな濃茶の子犬「忠太郎くん」は、いま40kgを大きく超えて成長しています。
5歳の時に、胃捻転を経験し、命の淵をさまよった「ちゃお」は
以降は温度管理のために、四畳半の部屋を中心に暮らしていました。
そこに2007年1月に4匹兄妹子犬を保護した事もありました。
スキスキっ!って寄って来る子犬たちに戸惑っている「ちゃお」でした。
それでも、いつの間にかお腹に乗せて遊んでいたり、一緒に眠ってあげていました。
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のんびり、のほほん…とした性質の「ちゃお」
いつも幼い子にリードを持ってもらい、マイペースに散歩をしていました。
散歩道の脇に幼稚園があり、たくさんの幼い子たちに囲まれ、毎日を過ごしました。
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ricoさん孫の「風花ちゃん」 |
2008年3月
この時は、まだ部屋もシンプル。何も無いところに文机と、ちゃおの布団だけ。
この年から、犬舎に多くの子犬が来る様になりました。
2月に来た「マミィちゃん」と一緒に、子育てお父さん役。
この時9歳、まだ走れてる。
子育て暦3年めの「ちゃお」
いつもいつも、子犬には、ベッド代わりなのか、ふかふか山の遊び場なのか、
噛んで遊ばれたり、引っ張られたり。^_^;
「あそぼ♪あそぼ♪」って、思いっきり誘われたら、徐に相手をしだしたり。
もう、鬱陶しかった時もあったよね。
「マミィちゃん」が家族を得て巣立って行ったあとは、ヴィクトリアと。
子育てと言うより、子犬と争ってオヤツの取り合いしてますけど。
「ちゃお」6歳までは、うちで保護する猫は、乳飲み子だけでした。
多頭飼育崩壊が起きて、大人猫を一気にたくさん保護し、
元々の「ちゃお」の部屋に多くの猫を保護することになったのは2008年。
最初は、猫の保護部屋に「ちゃお」が入るたびに、
10数匹の猫が「ゔー!!! 」って唸られて「ちゃお」はタジタジでしたが、
翌年にもなれば、猫の方も「このデカいのは危険物ではない」と理解して
お腹の下を通ったり、毛繕いまでしてくれたり。
子猫も、およそ慣れてしまって、お腹で寝たり、オッパイ探したり。
仲間はいっぱい。
犬と触れ合い、猫と仲良くなり、子ども達に親しまれ…。
たいていは、一番小さいお友達にリードを持ってもらって賑やかな散歩。
おじいちゃんになっても、大人気!?
いい歳になってからは、猫の戯れ合いに、大きな口で参加。
3年ほど前からは、特発性前庭疾患を繰り返し起こし、歩けなくなったこと度々。
そして、元々肘関節形成不全だったから、痛みから立てなくなる日もあったけど、
いつも子どもたちに散歩に連れてってもらえた。
いつもの仲間と楽しい散歩をして。
保護犬たちは「怖い!」って思うと「ちゃおハウス」に避難してた。
このおじいちゃんは、頼りになったのかな?
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昨年10月に何度か虚血性の発作で失神しました(脳に酸素が運べなくなるんですね。)
胸水の中に、肺は浮いて、心臓は見えなくなり、
ルースと同じで、縦隔に腫瘍があるようでした。
それが胸腺腫だったのか、縦隔リンパ腫なのかは、調べませんでした。
胸水が貯まって肺を押しつぶし、酸素を運べなくなること
利尿をして、腎臓が弱ること…のバランスを取りながら、ルースと一緒に頑張りました。
11月2日に、5歳以来の胃捻転を起こしましたが
14歳7ヶ月で、3時間半の全身麻酔に耐え、命をつないだ時には、
この奇跡を先生方に「ちゃおは魔物だ」と褒めて(?)もらえました。
ルースも、レントゲン撮影のたびに、この状態でICUに入る子は多いけど
この状態に、よく耐えて「驚異的な生命力」と仰って頂きましたよ。
ルースとちゃお、同じ状態をお互い励まし合いながら通院し、頑張って来ました。
昨年12月27日午前1時15分。
「ちゃお」は子育て犬の役目を終えて、静かに天に召されました。
14歳8ヶ月幸せな一生だったと思います。
仲良くして下さった皆さん、慕ってくれた子犬&子猫たち
ありがとうございました。
ちゃおは、ちゃおらしく、その日の夕方までご飯を食べました。
そして私の胸に甘えながら、その時を迎えてくれて、一生ずっと親孝行でした。
ルース!ちゃおが待ってるけど、ゆっくりおいでね。
imoko