近所に恋猫さんの声や、猫同士の喧嘩の唸りが問題になって
野良猫を殖えないように不妊手術をし始めたのが2004年。
手術をした母猫を、獣医さんが「授乳中よ!」って仰って
探しまわったり…子猫を保護し始めて7年になる。
ただ自治会の地域で、活動の経過を瓦版配ってたころは
1匹でも多くの命をつないで行きたいと、心から願ってた。
今も動物を愛おしい気持は変わりないけど…。
最近は、歯ぎしりすることが多くなって来た。
2年前の子猫たち…狭い部屋にたくさんたくさん居た様な…。
ブッチちゃん、ルークくん、ミミ、キョウくんPCがカイロ代わり
春からは3〜5日に一度子猫の引き取り相談が来る。
動物愛護推進員であるMaryさんの元には電話も多い
とても顔の広い凛ママだって、引き取り相談ハンパないって。
小学生が秘密基地でこっそり育ててたイチくん。
自分が例えば子猫を見つけた時には、きっと保護する。
でも、取りあえず拾うのではなくて、この子たちがもし
エイズとか白血病ウイルスが陽性だったときは、ウチの子。
努力しても、迎えて下さるご家族を見つけられなかった時も
一生この子たちを守れる…と、その都度覚悟も必要。
手の平に乗る様な子猫たち、廃墟に産み捨てて行かれた。
ミカンちゃん&レモンちゃん
他のグループはどのように相談に乗ってあげてるのかな?
他のグループというより、ウチの中でも
他の人がどう対応しているのかも知らないけど…。
わたしの場合、相談者が自分で保護する事ができたら
育児相談と譲渡先を見つける手伝いで側面から支援。
相談をされる度に、こちらに引き取ったりしてると
次に子猫を見つけた時も、自分で育てることもできない。
わたしたちも初めての時は育児そのものが怖かったから
その不安は取り除いてあげたいけど
手元で育てることで責任感もわいて来るものだと思う。
戯れて遊ぶ大きさになったルークくん&キョウくん
imokoの布団の上よ。保護猫かわる度に布団ごと丸洗い…。
次に言われるのは「自分はお世話ができません」って。
でもメンバーはみなギリギリまで無理をしています。
imoko猫部屋は4畳半で大人猫10匹+子猫たち。
子猫だけでも多いときは10匹いることもある。
仕事をもっておられる方でも、見知らぬ私たちに頼むより
身の回りに、一日家におられる方があるはず…。
「やってみたら、できた!」って、きっと嬉しいはず。
愛護団体を探しまわるより、まずは保護出来る知り合いを探して欲しい。
犬の散歩道の脇の川に落ちてたケリーくん&あおいちゃん
野良母猫が心配そうにのぞいてたけど諦めて、置いて行った。
狭い部屋に閉じ込めて飼育って、うちの場合これ以上は無理。
一時的な保護だから…なんとかしてるだけで
この数で一生を過ごすなんて、虐待に近い。
もう覚悟をしようと思ったって、数を増やす決心はできない。
見知らぬ方からの「引き受けて〜」の丸投げは受けられない。
その方がフルタイムで仕事して、知人もあたったけどダメで
もう少し育って留守番できるようになれば自分で飼育ってなら
喜んで育児もするよ。
保護直後の「のっく&ろっく&ちゃっく♂4ヶ月くらい」
でも毎日だっこしたし、努力したけど…今もまだ怖がる。
「子猫を見つけました」の知らせがあった時には
●ご自分の取組として、保護出来るか?
●保護だけを依頼なら医療費をご負担いただけるか?
●ウイルス検査で、陽性が出たときは、ご家族募集を断念するので
ご自分で一生の責任を持てるか?
色々訊ねて、その方が放り出したいだけなら手伝い出来ない。
そもそも保護もしてなくて
「どこどこに子猫が居たから拾って下さい」という連絡も多い。
散歩道の川の対岸から大きな声で呼んでたユウナちゃん、とイチくん
もちろんね…
子猫を拾った…って、猫を大切にされる事。私たちも
嬉しい行動なんだよね。その相談に対して
「お金要りますよ」って言うの本当はイヤですよ。
そもそも私たちって、保護団体って言えるのかな〜
メンバーみんな合わせても団体割引できる人数でもない。
「でも、猫を保護してお金をもらってるんでしょ?」って
言われる事が多い。
メルちゃん、ハッピーちゃん、ミルくん、琥珀くん
ウイルス検査してワクチンして1匹で医療費2万くらい
何か問題が出れば、もっと費用が嵩みます。
子猫のミルクとか離乳食って高いです。でも
お預かりした子猫で食費まで請求したことないです。
臍の緒ついた子来たって
アイドル並みの睡眠時間になったって
熱湯消毒で火傷しようが…文句は言わない。
(今、言ってることになるかも…)
医療費を出してもらっても、費用の半分はこちらの負担なんです。
警察から引取り時点で5ヶ月位、豊丸くん&カニタマくん
一昨年、子猫で保護した子たち、たくさん居残ってます。
人馴れは難しいと判ってても、外で怪我してたり
捕獲器に入った子が1kgくらいで放すのを迷ってしまったり…
その都度、自分たちが決心した子に対し後悔はないけど。
茶トラの「ちゃっく2歳」には、何度か本気咬みされた。
黒猫ハニーは川に落ち保護。捕獲器の中からシャー!!!
口周りの怪我を何針か縫ってもらい、数日保護したら
この後にリリースしたら遺棄なのだと思い込んでた。
人馴れしない子は、ずっと保護部屋の野良猫のまま
この子たちも守らなくちゃならない。わたしが
終生飼育できるだけの数しか保護ができない…。
相談者に時々問われる…
「自分で飼えない者は、保護もしちゃいけないのでしょうか?」
「これからは見てみぬ振りをして、保健所に連れて行かれても
見過ごさなくてはならないのでしょうか?」
ブログに「子猫の引取はしていません」と表示すれば良いのか。
少し手助けすれば、ご自分でなんとか出来る
そんなご相談まで遠慮されるかも知れない。
自立して保護してもらうために出来ることだけでも手伝いたい。
まだ表示出来ないでいる…。
imoko