2012年7月1日日曜日

猫の十戒。

「犬の十戒」は、いろんな所で目にしますが…今日は
ある獣医師さんが自作された「猫の十戒」を御紹介いたしますね。

Twitterで話題になっているのを見つけました。
日頃から読んでいるブログではないので、先生のお考えの全体はわかりません。
みなさんにご覧戴きたいなぁとおもい、この部分は転載自由だとのこと。

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イメージ 1
第一戒
あんまりしつこく触ったりしないでね。
こう見えて、わたしは繊細なんだから。

第二戒
でも、あんまりほったらかしにしないでね。
相手してもらえなかったら、そのうちお家を出ちゃうわよ。

第三戒
わたしが頭をなでてと差し出したら、やさしくなで回してね。
大好きなあなたにやさしくされると、幸せな気分になれるのよ。

第四戒
いつも、わたしだけを見ていてね。
あんまりじろじろ見られるのは苦手だけど、いつも注目されていたいの。
新聞紙の上を占領しちゃうのも、時には大目に見ていてね。

第五戒
わたしを叱って、言うこと聞かせようなんて思わないでね。
強く出れば、おとなしくなると思ったら大間違い。
やなことしようとしたら、ひっかいちゃうわよ。

第六戒
時には、とびきりのごちそうを食べさせてね。
いつも同じのなんて、嫌になっちゃう。

第七戒
猫じゃらしとまたたびは、いつも用意しておいてね。
たまにはうんと暴れて、すっきりしたいときもあるの。

第八戒
わたしが年を取って、あまり遊ばなくなったって、
すぐに新しい子を連れてなんてこないでね。
あなたが目移りするところなんて、見たくはないんだから。

第九戒
いつも振り回してばかりのわたしだったけど、
今までつきあってくれてありがとう。
あなたの困った顔、ちょっとかわいかったよ。

第十戒
わたしが天国に旅立っても、
一緒に過ごした日のことを、ずっと大切にしていてね。
思い出の中で、あなたとずっと一緒にいられる。
それだけで、わたしは幸せだから・・。

作 ぽこ

※「犬の十戒」の、猫版に相当するものを自作したものです。
 この文章については、転載・リンクはフリーとさせていただきます。
 これが、ネットの世界に広まって、
 多くの人に読んでもらえると、うれしいですね。


1.命は、命あるものからしか生まれません 

命というものは、命を持った存在からしか生まれる事はありません。
ただの無機物から、突然命を持つものがひょっこりと生まれる事はないのです。
命というものがはるか昔に生まれ、一度も途切れる事なく僕たちのところまでつながっているからこそ、こうして今ここに、僕たちが存在しているのです。

2.僕たちは、他の命をいただくことによって生きています 

人は、他の"命あるもの"をいただかなくては、生きて行く事はできません。
動物だったり植物だったり、種類に違いはあったとしても、皆、生きて命を持っている存在です。
ご飯を食べる時に「いただきます」と言うのは、"命をいただく"という、食べられる命に対しての感謝を込めた言葉です。

3.それぞれの命は、それぞれが与えられた命の中で精一杯生きています 

それぞれの命は、人間に食べられるために存在しているわけでも、人間に利用されるために存在しているわけでもありません。
それぞれが、生まれ持った命の形を持って、自分が置かれた環境の中で、自分なりに精一杯生きているそれぞれの命です。
人間が生きるということは、けして当たり前のことではありません。
自分たちがこの世で生きる事は当たり前で、他の命を奪う事も当然だと思ったら、それは人間の傲慢です。

4.僕たちは、命のつながりの中で生きています 

僕たちは、たくさんの命とつながりを持ちながら、他の命に支えられて生きています。
僕たちが存在し、生きているということの周りには、たくさんの命の存在があるのです。
自分以外の存在とのつながりを否定して生きて行くという事は、誰にもできません。

5.僕たちは、命のリレーの中に生きています 

僕たちは、はるかな過去から連綿と続けられて来た「命のリレー」の果てに、今、人として命を授かり、自分たちの生を送っています。
僕たちが生を終えた後、その生と命を引き継いで行くのは、僕たちの次を生きる、子どもたちの世代です。
自分たちが面白おかしく暮らす事ができれば、あとは知った事ではないというのではいけません。
僕たちは、自分たちが受け継いだものを、僕たちの代で台無しにしてしまわないよう、よりよい形で次の世代に渡してあげなければいけません。

6.命というものの向こう側には、「命を大切に思う心」があります 

人は心を持った生き物です。
その心は「命を大切にしたい」という思いを持ち、その思いは「命の大切さ」ということの土台となっています。
なぜ命が大切なものなのかと問われれば、僕は「命を大切に思う気持ち」が人の心にあるからだ、と答えます。
「命を大切に思う気持ち」は、社会の中で生きて行くための最低限のルールであり、人として最も大切なものです。

7.与えられた命を"どう生かすか"は、自分次第です 

何を目指し、どう生きるかという事は、それぞれの人が、生きる過程でそれぞれ見つけて行くしかありません。
生まれる前から決まっているものでもなく、誰かから押し付けられるようなものでもありません。 
自分で見つけるという事は、大変な事ではありますが、その分、自分なりの目標を見つけ、それをかなえていくという過程は、とてもやりがいのある事だと思います。
生きていれば、悩んだり、迷ったりすることもたくさんありますが、それは一生懸命生きているということの証であり、一生懸命悩むことはけして無駄にはなりません。
道に悩み、苦しんだとしても、懸命に悩んだその向こう側に、きっと光が見えてくるのだと思います。

8.生きているものはみな、やがて死を迎えます 

命あるものは年を取れば、いずれ死を迎えます。
この世に命を授かるという事と、最後に死を迎えるという事において、全ての存在は一律に平等です。
やがて死ぬ時が来るということは、命を授かったものが、生まれた瞬間から背負わされている宿命です。
命の長さはそれぞれですが、生においては、「どれだけ長い時間生きたか」ということよりも、「どれだけ充実し良い時間を過ごすことができたか」ということの方が、ずっと大切なことなのだと思います。

9.なくなった命は、元に戻る事はありません 

命は、失ってしまうと元に戻す事はできず、リセットをする事もできません。
自分の命も、他の命も、それぞれすべて、一度きりの命です。
一度きりの命を大切にしたいと願うなら、目の前の命と、まっすぐに向き合わなければいけません。
大切な命を失ったときには、失ったことを悲しみ続けるより、大切な存在と大切な時間を過ごせたことを喜び、感謝をする方が、きっと喜んでもらえることなのだと思います。

10.それぞれの命は、それぞれが世界でたったひとつの存在です 

それぞれの命は、それぞれが異なる存在であり、同じように見えたとしても、まったく同じ命と言うのはどこにも存在しません。
生命誕生を最初から繰り返したとしても、同じ命が生まれて来る事はありません。
それぞれの命はそれぞれが、今という瞬間に、ここにしかないオリジナルの存在です。
自分が自分として生を受けたということも、大切な誰かと出会えたということも、それ自体が二度と繰り返すことのできない奇跡なのです。


※オリジナルの「いのちの心得」です。
えらそうな事を語れるほどの人間ではありませんが、自分なりに日頃考えていた事を十か条にまとめてみました。
多くの方に転載、リンクしていただけますとうれしく思います。
中学生くらいの方々にも読んでいただければと思っています。

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「どうぶつ病院診療日記」より転載 http://blogs.yahoo.co.jp/ponpoko6691535

                   imoko

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