市販のノミダニ駆除の商品について
Twitterで注意喚起されていて、恐ろしいことだと思いましたので紹介します。
#猫飼いさん拡散希望— たー@黒猫は福猫いい子さん (@yobbysky) 2018年8月26日
大事な話です。この商品を使用してから猫が留まることなく5時間以上動き回っています。点滴した部位を掻いたり呼吸が早く鼻がずっとピクピクしています。
使用は3回目で2回目まではこんなことはありませんでした。
検索するとこのザマです。
>絶対に購入しないよう願います<#猫 pic.twitter.com/xKWR1eD4Dx
こちらのツイの画像部分、Amazonからスクショしてきました。
〈画像をクリックすると中身が読めます。〉
〈画像をクリックすると中身が読めます。〉
ノミを駆除してあげたかっただけなのに
副作用で亡くなることも、なんて悲しい。
🚨フェノトリンに注意!— 子猫のへや (@konekono_heya) 2018年10月24日
過去、アメリカにおいて大規模な中毒事故を起こした「フェノトリン」。日本国内でも散発的に症例が報告されているようです。ノミとりシャンプーや市販のノミダニ薬に平気で含まれていますので含有成分は要チェックです。
【フェノトリンの危険性】→https://t.co/wVe2vY8g7B https://t.co/0UovIMNIEA
「子猫のへや」さんのページから転載します。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
猫のノミ取り商品に含まれる「フェノトリン」の危険性について
ノミ取りシャンプーやスポット薬のラベルに「フェノトリン」と
いう成分が記載されている場合、猫に用いるのはいささか危険かも
しれません(2016.6.1/日本)。
詳細
「フェノトリン」(Phenothrin)はピレスロイド系殺虫剤の一種で、動物のノミやダニ、
および人間の疥癬、アタマジラミの駆除などに用いられます。しかし詳しく調べてみると、
この成分は猫に危害を加えたという「前科」があるようです。副作用の具体的な内容として
は皮膚のかゆみ、脱毛、流涎(よだれ)、震え、痙攣などがあり、中には死亡例も含まれて
いたと言います。以下は簡単な経緯です。
2000年5月、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)はペット用品メーカー「Hartz Mountain Corporation」が販売している2商品に関する副作用レポートを受け取り始める。2001年3月、その数が一向に減る気配を見せず数千件に及んだたため、EPAはいよいよ原因の調査に乗り出した。販売元、獣医師、副作用が出たペットの飼い主などへ聞き取り調査したところ、スポット式商品に含まれる「フェノトリン」と呼ばれる成分を、猫が誤ってなめてしまうことが副作用の原因である可能性が浮上してきた。
事態を重く見たEPAは2002年、「Hartz」に対して改善命令を出し、同社は流通している商品の回収、再包装、適正ラベルへの張り替え、危険性に関する警告チラシの配布、ウェブでの呼びかけ、ダイレクトメールキャンペーン、ペット用品店や獣医師への情報開示といった予防策に奔走することとなった。Hartz Recalls 2 Flea and Tick Products
このように決して安全とはいえない「フェノトリン」ですが、日本国内で流通している商
品のラベルを見てみると、なぜか軒並みこの成分が含まれています。例えば以下はシャン
プーです。
ノミ取りシャンプーの成分
*ハーツ
*ハッピーペット
【商品名】薬用マダニ・ノミとりリンスインシャンプー 犬猫用
【有効成分】フェノトリン
アメリカの「国立殺虫剤情報センター」(NPIC)が公開しているフェノトリンに関する情報によると、「特に猫はd-フェノトリンに対する感受性が高いと考えられる。神経毒症状
としては、スポット式商品を使用した後の震え、過剰な流涎、発作などが報告されている。
結果として2005年、d-フェノトリンを含む猫用商品は全て撤廃された」とあります(→出典)。
また「ペット中毒ホットライン」は、フェノトリンを含むピレスロイド系
薬品が猫に危険であると警告しています(→出典)。日本のメーカーは、
一体どのようなデータを根拠に安全と判断し、フェノトリンを含んだ商品
を犬猫兼用にしているのでしょうか?
メーカーの言い分は「動物医薬品として農林水産省で認可された成分である」というもの
です。一方、農林水産省は「メーカーが規定通りの検査法で安全性をチェックしている」と
言い張っています。結局、成分の安全性に関して具体的にどのような検査が行われたのかに
ついては、メーカー側の「知的財産」というブラックボックスの中に隠されたままなので
す。
さまざまなデータから考えると、「フェノトリン」を有効成分として含んでいるノミ取
り剤を猫に使うのは最善策ではないと言わざるを得ません。特に猫は自分の被毛を舐める
という習性を持っているため、経皮的に吸収された時よりも強い毒性を発揮してしまいま
す。アメリカにおいて犬よりも猫における中毒症例が圧倒的に多かったのはそのためでしょ
う。
猫のノミ取り対策をする際は、前科がある成分を避けたほうが無難だと思われます。ポイ
ントは「フェノトリン」のほか、猫に対する毒性が強いことで知られる「ペルメトリン」
が含まれていないことをしっかりと確認することです。また犬と猫が同居している家庭に
おいては、犬に用いるノミ・ダニ商品に上記2成分が含まれていないことを事前に確認した
方がよいでしょう。その他、含有成分が不安な場合は、農林水産省が公開している副作用
データベースをご活用ください。
副作用情報データベース
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 転載ココまで(画像以外)◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
アメリカの「国立殺虫剤情報センター」(NPIC)が公開しているフェノトリンに関する情報によると、「特に猫はd-フェノトリンに対する感受性が高いと考えられる。神経毒症状
としては、スポット式商品を使用した後の震え、過剰な流涎、発作などが報告されている。
結果として2005年、d-フェノトリンを含む猫用商品は全て撤廃された」とあります(→出典)。
また「ペット中毒ホットライン」は、フェノトリンを含むピレスロイド系
薬品が猫に危険であると警告しています(→出典)。日本のメーカーは、
一体どのようなデータを根拠に安全と判断し、フェノトリンを含んだ商品
を犬猫兼用にしているのでしょうか?
メーカーの言い分は「動物医薬品として農林水産省で認可された成分である」というもの
です。一方、農林水産省は「メーカーが規定通りの検査法で安全性をチェックしている」と
言い張っています。結局、成分の安全性に関して具体的にどのような検査が行われたのかに
ついては、メーカー側の「知的財産」というブラックボックスの中に隠されたままなので
す。
さまざまなデータから考えると、「フェノトリン」を有効成分として含んでいるノミ取
り剤を猫に使うのは最善策ではないと言わざるを得ません。特に猫は自分の被毛を舐める
という習性を持っているため、経皮的に吸収された時よりも強い毒性を発揮してしまいま
す。アメリカにおいて犬よりも猫における中毒症例が圧倒的に多かったのはそのためでしょ
う。
猫のノミ取り対策をする際は、前科がある成分を避けたほうが無難だと思われます。ポイ
ントは「フェノトリン」のほか、猫に対する毒性が強いことで知られる「ペルメトリン」
が含まれていないことをしっかりと確認することです。また犬と猫が同居している家庭に
おいては、犬に用いるノミ・ダニ商品に上記2成分が含まれていないことを事前に確認した
方がよいでしょう。その他、含有成分が不安な場合は、農林水産省が公開している副作用
データベースをご活用ください。
副作用情報データベース
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 転載ココまで(画像以外)◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
猫の保護活動をしていると、猫を見つけて最初にすることはノミ・ダニ駆除です。
普段は当たり前のほうに病院に行って、レボリューションとかアドボケートなどを
先生に処方いただきます。
そういった薬剤が使えないほど幼い子については、フロントラインスプレーを使ったり
健康優良児のような子なら丁寧に洗ってノミの卵まで洗い流したりしています。
ホームセンターに行くことのあまりない私は、市販のノミダニ駆除の商品をあまり
知りませんでした。
ネットで探してみたらフェノトリンを含む商品たくさんありました。
2 件のコメント:
貴重な情報に感謝致します!ペット用という言葉を鵜呑みにしてはいけない事、大変勉強になりました。
私は猫を失ってからこちらの記事に辿り着きました。遅すぎました。
はやく気がついていたら良かったです。残念無念。
コメントを投稿