2009年1月4日日曜日

セイは亡くなり、ガンバは闘っています。

数日前、「近日公開」というタイトルで
予告を書いた子猫2匹。
実は4匹か、それ以上の兄弟猫でした。

12月24日
ある駐車場に停めた車のボンネットに
子猫が座った事から始まります。
とても大人しい子猫1匹を
そのまま抱っこして車に保護。

大人しかったのは、性格ではなく
体調が悪かったのでした。
ほとんどが血液ではないかと思われる
腐敗臭のひどい下痢。

獣医さんからは
「日がな一日、ブドウ糖を飲ませなさい」と
指示され、つきっきりで
ブドウ糖を少しずつ流し込みました。
午前4時にブドウ糖を飲ませて就寝
朝7時には亡くなっていました。

翌日、兄弟を3匹保護。
野良猫さんの子たちらしく
「素手で保護出来るまでに数日放浪して弱っている」と
獣医さんのことば。
それでも診察の時には、暴れて本気噛みを。

その時、2匹はなんとか食餌が取れたけれど
1匹は強制的に上あごになすり付け与えましたが
やっとの事で、少量飲み込む事ができたのみ。

昨日ブドウ糖を飲んだ子よりも力が感じられず
ほんの30分部屋を離れた間に亡くなっていました。
まだ温かくふわふわの子猫。

いずれにしても残り2匹も下痢をしており
油断は出来ません。
兄弟のぶんもがんばって生きてるという意味で
名付けられた名前が「ガンバ」と「セイ」

絶対生かす!という気持ちで
「近日公開」予告をいれました。
なにより500gの子猫を亡くした事は
今まで、初めてです。

母猫が弱い子を間引きして
捨てて行ったなら兎も角
普通はそこまで大きくなった子が
亡くなる事はあまりありません。

2匹は一所懸命、がんばってくれました。
ウェットフードを口に押し込み
でも2匹とも下痢が続きます。

おびただしい数のコクシジウムと回虫がうじゃうじゃ
普通なら、便を液体でのばして顕微鏡でみつけるもの
お腹から絞り出した少量の便からも、桁違いの数。

a/dをミルクで溶いて与えても
戻す量の方が多くなる…。

粉の高栄養免疫サポートを湯で溶いて
シリンジで流し込む…。
2時間ごとに与えて、やっと体重維持している状態が続いて。

30日
セイが亡くなりました。
幼い身体に、コクシジウムと回虫、それに
亡くなった原因はFIPが動いたのではないか…と。

今、ガンバも精一杯生きています。
できるだけの事をしたい。
風邪の点眼も3種類…。
がんばれ!ガンバ

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

12月からかなり寒くなってきた中、大切な小さな命が、虹の橋を渡っていってしまったのですね・・・
でも、虹の橋を渡った3匹は、最後を暖かい温もりある介護を受けられたのですから、ほんの少しだけの猫生だったけど、幸せだったと思います。
命を預かる者として、その命を失ってしまうこともある事。それが冷たいようですが、現実なのですよね。
前にも書き込みさせてもらいましたが、たくさんの里親さんが見つかることも嬉しい事なのですが、その里親さんを探さなくても良い環境が出来てくれることこそが、一番大切なんですよね。

兄弟とはもう会えないけど、みんなの命を貰って、がんばれガンバ!
どんなにもがいてもいい!どんなに辛くてもいい! 今、この時を生き延びることで、次の生が待っているんだから!
だから・・・ 暖かい糸を手繰り寄せれるようにするんだよ。

ラムママ さんのコメント...

小さな命が天国へ行ったのですね・・。
ガンバには兄弟の分まで幸せが待っていると信じています。

我が家のラムちゃんも、ガンバと同じように生き残った最後の1匹だったのかも知れませんね。

あにまる豊中さんが保護してくれて、懸命に介護してくれていなかったら、私たち家族と会うことも出来なかったでしょう。今のガンバの写真は保護された当時のラムちゃんに似ています。
少し片目に障害は残りましたが、今元気に走り回っている姿を見たら、感謝の気持ちで一杯です。

そうやって、引き継いだ大事な命です。
ラムちゃんのお陰で、私たち家族も幸せです。

ガンバもきっと、周りの人を幸せにしてくれるでしょう。

ラムちゃんも頑張ったんだから、ガンバも大丈夫^^

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