この春シーズンは、ricoさん家に直で持ち込まれた子猫以外は保護もしていません。
ブログの最下段のメールフォームからのご相談も、
TNRでさえ応援に出られなくなっています。
活動10年、メンバーの知力、体力、財力が付いて行かなくなっております。
何をして、何を諦めるか?
全体に数を絞るのか?
まだ、私たちにやれる事があるのか?
ここ半年くらい、常に考えていました。まだ答えはでません。
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★あにまるライフ豊中★は、2004年に地域猫を考える会として始まりました。
10年経過し、現在メンバーは5名、平均58歳になっています。
順々に親の介護やら看取り、伴侶など家人の闘病など
メンバーが全員で話し合いの時間も取れないような多忙の中
共通の目標に沿う活動を、メンバー連携してゆるやかに進めていました。
活動を始めたのは、自分たちの住む地域の猫が多すぎて、
糞尿や騒音問題、そこかしこで子猫を見かけるといった問題がきっかけ。
それを猫嫌いな方と、猫好きな方、一緒に取り組めることとして
飼主の居ない猫たちを保護して不妊手術をして元の場所に戻す
<TNR活動>に取組み始めました。
経験もない主婦が3人よって、40余りの猫をTNRした結果
近所が平和になった事を、豊中市民の方に伝え、広げて行きたいという想いで
★あにまるライフ豊中★という名前で活動を始めたのは二年後。
一番の願いは、地域猫の普及でしたし、
相談を受ければ、代表のMaryさんが他県まで出掛けて、TNR支援にも出ていました。
自らヤル気でいらっしゃる方の相談ならば、自分たちが少しでも持っている
技術や知識を伝えることにためらいはありませんでした。
2010年、取材を受けた時に、これまでのTNR数を訊ねられ、
約500匹とお答えしたけれど、その後は、かなりペースダウンしています。
ブログで発信をし始めると、犬猫の保護依頼が、一番多くなりました。
できる限りの命をつなぎたいと考え、
猫の医療費を負担して下さる、頑張って頑張っても行き場所のない猫は
最終的には責任を持って下さることを条件として、引取もして来ました。
*医療費は請求しても、食費はコチラ持ちとしていました。
これまで送り出せないとお返しした猫は居ません。
でも、実際は医療費は踏み倒される、音信不通になってしまう人もあり、
メンバーには、多額の支払いと猫が残りました。
その子、その子にいくらとは申しませんが、
例えば、てる君♪の医療費は50万を超えてると思います。メンバーの個人負担です。
犬・猫の譲渡先を選定する時、年齢が60歳以上だけのご家族にはお渡ししません。
ならば、その年齢に達しようとしている私たち、
既に多頭飼いの私たちに、新しい猫は、もう保護出来ません。
猫の保護活動を続ける資格が、もうないのでは?
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犬・猫相手のことですから、保護犬猫たちの世話は欠かせません。
どうしても、事務作業が後回しになり、活動の記録などなど疎かになって数年。
会計作業等も滞りがち。
ご家族募集の話し合いにしても、若いころなら子犬や子猫に対し
20や30のご家族からのメール連絡が入っても、
それを、メールを介してメンバーで話し合う事に困りませんでした。
当時は、imokoも未だ若かったし、1日500通くらいのメールには、
すぐにお返事できて、その内容を覚えていることもできました。
今は、メールを頂くたびに、経緯を振り返らないとお返事もできず、
オファーを複数頂いていると、毎日、まとめ直してメンバーに発信しても、
相談がまとまらないという状況に陥ります。
また、犬猫を迎えて下さったご家族からの近況メールは、何より嬉しいのですが、
それぞれにお返事する時間も持てなくなっています。
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6月に豊中市保健所で行われた譲渡会に於いて
いつでも里親のサイト経由のお問い合わせや、譲渡会にご来場頂いた方、
数匹の猫の希望について、平行して話し合い中、
保留にした方への返事を滞らせてしまいました。
ブログをご覧になっていたら、心からお詫び申し上げます。
毎日こころ待ちにして下さっていた連絡がなくて、
傷つかれたことかと思います。申し訳在りませんでした。
従来なら、ご希望を頂いたご家族に、ご家族の事、飼育のことなど
お伺いした上で、メンバーで相談をして、譲渡を決定してもしなくても
必ずご連絡を差し上げていたはずでした。
中途半端に止めているメールに、フラグを付けても追跡しきれなくなりました。
メンバー皆が、ネット上で頻繁に話し合えた頃と違い、
★あにまるライフ豊中★としての総意をまとめることが難しくなっていました。
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これまでの活動はできなくなりました。
ブログを止めることを最初は考えました。
豊中市内に、ウチ程度の規模の猫の保護活動のグループは何十とあると思う。
でも、他のグループは、検索で殆どヒットしませんね。
現状では、★あにまるライフ豊中★はメールで相談を受けても支援はできない。
猫の育児相談とか、ネット掲載の手伝いなどはできても、
「自分では飼えない」と言われたら、お断りする以外方法がない。
でも、たかが10年、されど10年。
自力でなんとかしようと思って居られる方には、アドバイスできる事が
全く知らない方には、教えて差し上げられることが、まだあるかも知れない。
そして、彩ちゃん、てんてん、ほかの猫たちの近況を発信し続ける事で、
いつか、この子たちは、保護動物じゃなく、家族ができる可能性も捨てきれない。
…いろいろな面で、ブログの未練はありました。
今日の、結論はありません。
この文章も、メンバーの誰にも相談していませんし、コンセンサスも得ていません。
例えば私たちが、ちゃんと愛護団体で、新入職員さんに方法を伝え、
今後、もっともっと活動の質を高めて行って貰えるなら、どんなに幸せでしょう。
保護活動してる猫好きオバチャンが、猫好きばぁちゃんになったら、
本当に役立たずなの?
活動を始めたことに後悔はありませんが、
今は、道に迷っています。
imoko
11 件のコメント:
今日のブログを拝見して、コメントせずにはいられませんでした。皆様本当に、今までよくやってこられたなと頭が地面にめり込みそうです。病院に行かない週なんて無いんじゃないですか?日々のお世話で旅行なんてもう何年も行かれていないのではないですか?それだけじゃなく迷子の捜索まで… 何も出来ない自分が歯痒いです。もう一匹迎えたいと思っても、オシッコ関係のトラブルが多いむぎの病院代、療法食代など考えると経済的に苦しく、近所で子猫がうろうろしてても最終的に飼えないから保護に踏み切れない… だから、活動を続けて欲しいなんて言えません。ただただお礼が言いたいです。皆様の活動がなかったら、私達はむぎに出会えませんでした。ぱどの里親募集を見て、とりあえず見に行っただけなのにその場で連れて帰る事を決めた時、むぎを抱きしめて「幸せになるんやで」と送り出して下さったimokoさんの優しい声が思い出されて、なぜか今涙が止まりません。今私の隣で熟睡中のむぎ。噛まれても、本棚の本を全部出されても、オシッコを豪快に飛ばされても…愛しくて愛しくて、毎日何十回も「かわいいねぇ~」って言ってます。
あにまるライフさんは、いつまでもむぎの実家だと思っています。どうか皆様、これ以上無理をなさらず、ご自身のお身体と生活をご自愛ください。やっぱりかわいい保護猫さん達の近況は知りたいので、ブログは続けて頂きたいですが(^_^)
長々とすいません。とにかく、お礼が言いたかったのです…
よく分かります。この活動をしている人なら一度はぶつかる壁なんでしょう。
私も過去に何度も悩み迷ったものです。
そして新しくボランティア活動をしたいと言う人には生半可な気持ちでは出来ないから良く考えるようにアドバイスもしました。
1匹でも多くの子達を助けたいと思うのは皆同じ。
でもどこまでやるかは十人十色。
私はまず無理をせずに(ギリギリまで無理はしましたが)自分の生活を第一に身の丈にあった活動を心掛けました。
その結果現在も細々と続ける事が出来ています。
疲れたら休んで下さい。
そして又気力が戻ったら出来る範囲で続けるのも良しかな?と思いますよ。
むぎ母さま、ありがとうございます。
むぎちゃんは、子猫の時から色々と大変な想いをして来た子でしたね。
宝物のように慈しんで育てて下さって、感謝のおもいいっぱいです。
実家だなんて…(*'ー'*)うれしい。
むぎちゃんを迎えて頂いた当時、すでに★あにまるライフ豊中★は
グループとしての昨日を欠く状態になっていました。
「ぱど」経由で子猫を見に来て頂くということは、私たちにとって既にイレギュラーでした。
むぎ母さんと電話で色々話をして頂いたのは、お世話になっている先輩ボランティアさんです。
私の尊敬するベテランTさん。
ビックリするほど細かいことまで電話で話をして頂いたと思います。
その時点で、猫のこと、飼育の事、命の重さなどなど、詳しい話があったでしょう。
もう、安心と思ってお運び頂いて、むぎちゃんに会って頂いた。
お目にかかって、とても安心できました。
★あにまるライフ豊中★のメンバーは、みな得意分野だけで分業してます。
ricoとimokoは、保護とブログ、ご家族募集のメール窓口。
その頃には、運転してお届け出来る代表Maryさんは、父親の介護中だったと思います。
通院は、最年長のメンバーYoshikoさんが、多い時は週5くらい病院に行ってくれていました。
でも、遠方へ、犬猫のお届けをお願いすることはできず、全て代表Maryさんの担当。
ご家族募集範囲を狭くするべきか…と、迷い始めていた時だったと思います。
随分ながい間、スムーズに行かない車輪を無理に回して来た感じです。
★あにまるライフ豊中★で保護している犬猫たち、
ご家族の元に送り出す事は難しくとも、家族として手抜きなく守って行きたいと思います。
ブログを続けていても、寄せられる要望に応えることは難しくても、
本気で何かをやろうとなさってる方の応援くらいはしていきたい。
ありがとうございました。
元気でいれば、また何かできることを見つけられるかも知れませんね!
クロスケさま
★あにまるライフ豊中★が始まった時に、豊中で猫ボランティアといえば
Kさんの名が挙るほど、徹底的に活動なさっていましたよね。
どれだけ手間ひま掛けて、活動なさっていたのだろうと、想像するに余りあります。
動物は、飼うなら一生と言いますが、
ボランティアは、一度やり始めたら、止めたらダメなの?と
ずっと続けられるかどうか覚悟を決めてしか、始めてはいけないの?と、
愛犬を天に送った一昨年の末、色々と思いました。
5月ころから、毎日毎日、ブログのメールフォームから子猫の保護依頼が来ます。
行き場がなければ、保健所にと書いて来られる方もおられて、
画像など見てしまってからは、自分が断る事=自分が見捨てたと感じ心に刺さります。
豊中市全体で、毎年、十数匹の犬、200匹ほどの猫が殺処分されます。
自分たちの力不足をひしひしと感じるから、もう多くを見聞きしたくないとの思いにかられ…。
もともと、★あにまるライフ豊中★は力を持ち寄っての活動でしたから、
介護などで欠員が増し腕をもがれた状態で、とうとう私自身、舅と実母の介護に入り、どんならん…です。
人生、波があるのは当たり前ですから、
また、何かできる時が来るかも知れませんね。
それまで、ゆるゆるしながら、力を貯めておきましょう。
ありがとうございます。
時々ブログを拝見する程度であにまるライフさんとの接点は何もない者ですが、健康問題や金銭問題、それぞれのご家庭の問題等々、色々ある中で精一杯やっておられることはブログを拝見していれば一目瞭然です。応援する気持ちのみだけで具体的な支援は何もしてこなかったことを心苦しく思いつつコメントを残させて頂きます。
私も先にコメントを残されている方々と同じ気持ちです。
我が家にも仔猫の時に保護した子が今7才になっておりますが、猫を飼うのが初めてでちゃんとしてやれず、臆病で神経質な子にしてしまいました。あちこちで里親募集の記事を拝見してはお力になりたいと思いはするけれど、愛猫が体調を崩すほどの拒否反応で2度のトライアルを失敗してしまい多頭飼いは諦めました。
里親にもなれない、預かりにもなれない、活動のお手伝いもできない、支援金を送金することも1度もしなかった私ですが、これまで多くのワンちゃん、猫ちゃんを救って下さって有難うございます。感謝の言葉しか出ません。
後継者のような方が現れてくれればいいのですが・・・自分がそれに手を揚げることもできず、口ばかりの役立たずでお恥ずかしく、何も言う権利はありませんが、活動のペースを緩くされても、ブログの更新が滞っても、それでも何かしら発信していただけると私のような無知な者でもいつか何かできるようになるきっかけになることもあると思いますし、今の苦しい現状を明かして下さったことも今後の地域猫活動に役立つ情報だと思います。少しでも良い方向へ進みますように。。。
コメントありがとうございます。
ブログから、いつも見守って下さっていたんですね。
7歳の猫さんを、きちっと見て、共に暮して下さっているから、次の猫を断念なさったこと
それも大切なことだと思います。
猫は同じ空間に、別の猫がいることは、基本ストレスですよね。
いっしょに生まれた兄弟猫ならば、生まれた時から隣に居て、自然で…当たり前に仲良くできますけど、
他の子を受け入れられない猫さんに、むりむり次の猫と一緒に暮らさせるようなこと、させないで下さって良かった。
臆病で神経質と仰ってますけど、きっと育て方ではなかったのだと思いますよ。
私も最初は、猫は育て方で、大部分は変えることができる、と思っていました。
幼いときから人の手で育てれば、8週齢までに、大人、子ども、男性、女性…いろいろな出会いがあれば
何にでも順応できる…肌触りとか、音とか色んな体験したら…と思って努めて来ました。
確かに、配慮で進歩する部分もあるけれど、猫さんの生まれ持った物も大きいことを活動を通して知りました。
臆病な猫さんも、自分のお家、家族に対しては安心して暮らせているなら、
ご自分が猫さんのよりどころに成っていることを、誇りに思って、一匹を幸せに幸せにして下さったら、
それ以上の、動物愛護はないと思います。
自分が身を粉にして…(実際はそこまでしてないけど)活動すると、自分に近い保護猫たちにも
我慢を強いてしまう所があったなーと、振り返って反省しているところ。
本当は、あんなに沢山、狭い部屋に閉込めてはいけなかったし、
一匹でも救いたいという思いで、環境の悪化を後回しにしていました。
幸い、うちの子たちは部屋で喧嘩もすることなく暮らしているけれど…後悔もいろいろ。
今までして来たことまで否定しないよう、(^_^)前向きにゆっくり歩いてみます。
alifetoyonaka様
今は6歳になる黒猫「いち」・・・(幼名ぶっくん)を仔猫の時に頂きました。
また、子猫を保護した時も大変お世話になりました。
心からお礼申し上げます、里子に出た仔猫 今も変わらず ずっと可愛がってもらっています。
久しぶりにブログを覗いて コメントを書かずにはいられませんでした、
今まで 数えきれない程の犬猫さんを保護し、送り出し、十二分に頑張られたと思います、
環境も年齢も変わっていきます、活動も変化していいと思います、
無理しないで下さいね。
お疲れ様です・・。家庭やお仕事もある主婦の方々のボランティアさんですし、それに10年・・・そりゃメンバーさんのご年齢やそれを取り巻くご家庭の事情も変わりますとも。 でも活動をやめる・アニマルライフ豊中さんが無くなる・・という響きはまるで母校が廃校・生家が無くなる・みたいなとてつもなく寂しい感情にとらわれます。クックや胡次郎に巡りあわせて幸せを下さったアニマルライフ豊中が消滅してしまうような・・そんな寂しさに見舞われます。 どうか、ゆっくり皆様の生活・健康第一に!無理をなさらないで!休養して下さい。「消滅」は寂しいのでせめて「休止」無期限でかまいません・・・。知り合いにも里親になるなら「アニマルライフ豊中さん」「信頼おける保護団体さん」とふれ回っています・・それくらい素晴らしいボラさんです。でも気負いすぎないで、ボランティアですもの・・なんて偉そう!私・・。何も出来ませんがもし次も迎えるならそちらでと思っています。いつも応援しています。どうかご自愛下さい
とよたさま
熱意より体力より、いまは時間が不足してます。
優先順位は、親たちのことになると思うので、
その間、手元に居る犬猫たちと、ユルユル暮らしながら、
手が空いた時に、何かできそうか、考えてみますね。
ありがとうございます。
もろはしさま
母校とか生家とか…o(ToT)o
見に余るお言葉ありがとうございます。
まずは、犬舎がある代表宅が、受け入れが難しくなることもあり、
猫は、どの家も満杯以上に満杯です。
ルーティンの業務だけでも、日々数時間ずつ費やしてますので、
新しい取組みをしばらく控えようと思っています。
ご近所の相談事(ちょっとひとっ走りで行ける猫の問題解決)くらい
細々とやっていきます。
これが、元々の私たちの活動でしたから。
もろはしさま、みなさまご自愛頂いて
動物たちと素敵な時間をすごして下さいませ。
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