2008年8月27日水曜日

まず、始めに・・・

★あにまるライフ豊中★
 ①「飼い主の いない猫」の不妊・去勢手術に取り組んでいます。
 ②何らかの事情で行き場を失った動物の保護と、
  新しい家族に迎えて頂く為のお手伝いをしています。
 ③不幸な動物を減らす為に動物愛護に関する情報を
  発信しています。
 ④動物福祉の向上の為の行政への働きかけをしていきます。

★あにまるライフ豊中★は、愛護動物の命を尊重し、人と動物の和やかな関係作りの為に何をするべきか?地域の住民の皆さまのご理解・ご協力を頂きながら活動しています。
愛護動物の小さな命を守りながら、周りの方々のご理解も得る、その為には「人が愛護動物の命を守る事」と「愛護動物から人への侵害を防ぐ事」の両面を意識して活動します。
微力ながら1匹ずつ動物の命を守る行動に平行して、動物を取り巻く状況を少しずつでも改善出来るよう、動物愛護に意識を向けて頂く事、私たちが動物に対して今できる事を訴え続けます。
動物の権利を守ると同時に、育てる者の義務も伝えて行く努力をします。

「飼い主のいない猫」の不妊・去勢手術の取り組み。

人の暮らしのすぐ近くにいる猫たちは、生活環境の変化に伴い住みづらくなりました。地域を徘徊する猫は、拘束し管理をするのは難しく、その習性からくる行動に苦情も多く聞かれます。
そんな中で、猫好きの人が餌だけ与えても、トラブルの元となり、結局は猫が嫌われる結果となりかねません。
「平均的な飼い猫は、1年に2.5回出産し、その出産回数や頭数は、2〜8歳まで、年齢の増加とともに増える傾向にある。1頭の雌猫は、一生の間に50〜150頭以上出産する。」(以上、ジョエル・ドゥハッス著「猫、この知られざるもの」中公文庫より。
 ドゥハッス氏はブリュッセルの獣医師)
猫こそがネズミ算で殖えるという訳です。「飼い主のいない猫」も命ある愛護動物です。
殺す事も傷つける事も出来ません。動物虐待は1年以下の懲役または100万円以下の罰金、捨て猫違反も50万円以下の罰金のある犯罪です。
小さな動物たちは、人知れず子供たちやお年寄りのこゝろを慰めています。
生きて行く上で回りに迷惑をかける事も多々ありますが、それが排除の理由にはなりません。

そこで「飼い主のいない猫」が殖えない様に、不妊・去勢手術を施し、ご迷惑を最小限に抑え、その猫一代限りの一生を地域で温かく見守って頂くお願い をしています。
手術を終えた猫は、子猫を産まないだけでなく、発情期のうるさい鳴き喚きと喧嘩が抑えられ、ニオイ付けの臭い尿を掛ける(スプレー)も少なくなる事でご迷惑が減り、ノラ猫の寿命は2〜5年と言われていますから、適正管理で、猫の数も徐々に減少すると考えられます。

『日本では、野良生活を強いられたネコはほとんどが子ネコのうちに死亡し、たとえ幸運な環境で成長した場合でも、せいぜい平均4〜5年しか生きられないようです。彼らはつねに餓死、凍死、事故死、虐待死などに直面しており、ときには人間の都合で実験動物にされたり殺処分されるという悲惨な運命をたどります。そのため、子ネコの状態で捨てられて野良となり、老化がはじまるまで生きられる猫は、まずいないといえるのではないでしょうか。
彼らとは対照的に、人間に飼われているネコは近年、かなり長命になっているようです。』
(矢沢サイエンスオフィス編『もっともくわしいネコの病気百科』学習研究社 「老猫の病気と世話」の章より)


手術を終えた猫は耳をV字にカットして、首に幸せの黄色いゴムを付け、地域住民に手術済みである事を伝えると同時に、不妊・去勢手術の必要性を説明する機会を持ちます。
また屋外で餌を与えている人にも、可愛いがっている猫が周りの方に嫌われない為にも、餌やりの際のマナーを守り、周囲に理解を得る様にお話をします。

行き場を失った動物に、新しい家族を見つけるお手伝い。

家庭で暮らしている犬や猫の数は、今や子どもを上回る数になっています。ペットフード工業界によると、2005年のペット数は犬1306万8千頭、猫1209万7千頭で、過去最高となり、今年はまだ増える見込み。
その影で、平成16年度の犬の殺処分数は147,904匹、猫の殺処分数は243,850匹の合計391,754匹です。前年度比で4万匹弱は減少したものの、未だ40万匹近くの犬や猫が、処分されているという現実があります。

その方法は、多くの自治体で二酸化炭素による窒息死であり、多くの健康な犬や猫が、ただ単に飼ってくれる人がいないという理由だけで、苦しみながら命を落としてゆきます。

小さな活動で救える動物の数は限られていますが、動物取扱い業者には適正な取扱いをしてもらうように要求し、飼い主には一生涯家族と同じ愛情をもってお世話する・飼えない時は殖やさない・逃がさない・殺さない・苦しめない・捨てないという事を守ってもらい、1匹でも不幸な動物を増やさない努力を続けて行きます。

これから動物を迎えようと考えている方には、保護された中から1匹でも救って、ご自分の手もとで責任を持って愛育して頂くようお願い致します。

★あにまるライフ豊中★より、新しく家族に迎えていただく時には、身体に支障がない限り、不妊・去勢手術を行います。
これは、繁殖を防ぐという事もありますが、病気予防・悪い行動(マーキング等)の予防や緩和を目的とし、人間と一緒に生活しやすい犬・猫になってもらう為でもあります。

仔犬・猫の場合、手術に適した月齢に達さずお届けする場合は、必ず不妊・去勢手術をして頂くお願いをし、猫の場合は「完全室内飼い」もお願いします。いずれの場合も新しく家族の一員に迎えて頂く場合は、必ず契約書を交わします。

保護している間、大切に育てた犬や猫達です。新しい飼い主としてのご希望を頂いた時には、その家族の環境、育てる心構えなど、色々な事を詳しくお伺いします。その後、ご訪問し、ご家族の合意やご自宅の環境等を確認した上でお渡しします。

動物愛護に関する意識の普及。

動物愛護に関する情報発信も大切な活動です。動物取扱い業者の不適切な行動から、産み出され不幸になる命は沢山あります。1匹1匹と地道に救うと同時に訴え続けていきます。

飼い主には、命ある動物を飼う責任を十分自覚し、動物の健康と安全を確保しに努め、片方では動物が人の生命や財産に害を加えないよう迷惑を及ぼすことのないよう努めなくてはなりません。

猫に関して言えば、「飼い主のいない猫」の不妊手術が進んだところで、外出自由な、未手術の猫が徘徊していれば、効果は半減してしまいます。
交通事故や感染症の危険等に無関心で飼い猫を自由外出させたり、飼い猫を無計画に繁殖させたている飼い主への啓発も欠かせません。

目の前に居るお腹を空かせた猫に餌をあげたくなる気持ちは大切にして欲しいと思いますが、餌やりのマナーに違反し、また不衛生なやり方を続けた結 、猫が嫌われ、可愛がる気持ちが無 になります。

猫が憎まれ、疎まれている時には、住民同士のトラブルが小さな命である動物に向かっている場合も少なくありません。また、無責任に産まれた仔猫を、発見者(または飼い主)が行政に持ち込めば、悲しい末路が待っています。

猫は、仮に排除したところで、周りから一気に侵入し凄い勢いで繁殖すると言われています。回り道のようですが、不妊・去勢手術をする事が「飼い主のいない猫」を殖やさない最良の方法だという事を発信して行きます。

殖えて困ったと言って、動物を捨てる事が犯罪だという事をご存じない方も多いのです。言うまでもなく、虐待や殺傷は犯罪だと機会を捉えて話をします。

また、取り組みをこっそり進めるのではなく、地域の方にお知らせし、その意味をご理解頂くだけでも、活動する者と動物を取り巻く地域の方の目が温かくなります。

動物福祉向上のための行政への働きかけ

大きな課題で、未だ本格的な取り組みは始められていませんが、出来るだけ多くの、動物の命を救うため、地域行政へも働きかけます。

「動物愛護管理法」が改正(平成17年6月)施行され(平成18年6月1日)
すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知ったうえで適性に取り扱うよう基本原則で定めています。

活動を進める上で、獣医さんのご協力は欠かせません。また、手術には費用がかかる事です。法律にそって「人間と動物が共に生きていける社会を目指す」上で、制度 での行政の後押しをして頂く為、現在の活動を役所・保健所などに報告しています。
動物の遺棄・衰弱虐待・殺傷禁止の対策、迷い動物の保護などについては、警察とも共同で進める必要もあります。動物の救助を実行する消防、命ある動物と人との共生を教えるべき教育の機関とも関係つくりをする必要もあるでしょう。

ひと口に動物福祉の向上と言っても、大きな事を言えば限りなくあります。まだまだ駆け出しの団体でありますので、これから、どんな事をすれば、活動の目的にそって後押しが頂けるか、皆さんのご意見を拝聴しながら考え提案していきます。

不妊・去勢手術の必要性

オスもメスも不妊去勢手術を受けることで、多くの病気が予防できます。また医学的なメリットだけではなく、性格も穏やかにする作用があります。
オス犬の場合には、夜の遠吠えを圧倒的な確率で予防することができます。
オス猫は体臭が減り、尿の臭いも和らぎます。
メス犬は発情期がなくなるため、穏やかで安定した性格を保つことになります。
またメス猫の場合は、発情に伴う独特の声を予防することができます。そして、不妊手術をすると、交通事故に遭う確率がずっと減ります。発情期には、動物は我を忘れて異性を追いかけるので、それに伴う交 事故が劇的に増えるという統計が出ています。
毎年何十万匹、何百万匹という健康な子犬子猫が、「もらってくれる人がいない」という理由で処分されています。
これ以上不幸な動物を増やさないためにも、不妊去勢手術はたいへん重要な社会的任務と言えます。

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