2009年11月20日金曜日

こつぶものがたり。

飼い主の入院による
多頭飼い崩壊で
保護した「こつぶ」

元飼い主の家の中は
ゴミ屋敷のような不潔な環境
掃除もしない家の中に
常にたくさんの猫が出入りしていた。

満足に食べる事もできず
ノミに喰われ蠅に集られ
強い猫もいるので
甘える事もままならない。

人に構ってもらうのが
本当に嬉しい女の子こつぶ
猫だらけの家での暮らしは
寂しい日々だったろう。


こつぶのお母さんは
人懐っこくおしゃべりな
「カチューシャ」↓


こつぶは4匹兄妹の1匹として生まれた。

こつぶの色目のサビが2匹
茶トラが2匹だった。
(画像は友情出演ちゃっく↓)

4匹のうち
茶トラ1匹とサビ1匹は
貰ってくれるお家があったそうだ。

もう1匹の茶トラとサビの「こつぶ」は

「子猫に飼い主を見つけてくれる
 お店があるのよ!」という
知人の勧めで、大阪日本橋の
とある店に連れて行かれた。

1匹3,000円を支払って
こつぶと、茶トラ子猫を渡して
元飼い主は店を後にした。

そこには通りから見える場所に
子猫がたくさん並んでいた。

元飼い主は
「あんなに可愛い子猫たちがいるのに
 こつぶみたいなサビ猫に
 飼い主が見つかるのかしら…?」
そんな風に思ったらしい。

次の日
元飼い主は、お店に見に行った。
前の日に店頭に並んでいた子猫は
全て顔が変わっていた。
「え?一日で全部売れて
 新しい子が入ったの?」
驚いて、さすがに信じられないと感じ
店の奥まで入って行ったという。

奥には悲惨な光景があった。
わずか高さ15cmくらいの
網の容れ物に、沢山の子猫が
隙間無く詰め込まれて
それが何段も積み重なっていたと。

幸い、表面から見えるところに
こつぶは居た。

その猫たちが
どこに連れて行かれるのか?は
判らなかったけれど
何か危険を感じた元飼い主。

何をどう訴えたかは
忘れてしまったが
懸命に頼んで連れ帰って来たのだと。

茶トラの子は見える所におらず
探させて貰えなかった。



幼い、幼い時に
間一髪の危機を脱して…

今は腕の中に抱っこされてる
こつぶ。

一生の内に甘えまくりの時間を
大好きな人を
得る事ができるのか…。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

その日本橋のお店はまだあるのですか?
動物愛護法に反しているのでは?
詳しいことがわかれば、mixiなどで
呼びかけて、調査に入ってもらうように
できるのではないでしょうか?
あきらかにおかしいですよね?

ムーン さんのコメント...

確かに今でもまだあるのなら放っておけませんよね。
漆塗りの筆って「たま毛」っていって猫の毛なんです。
1本の筆を作るために何匹分の毛がいると思います?
そんな業者に売っているのかもしれないですね。
どちらからもお金をとれて、こんないい商売ないと
ほくそ笑んでいると思うと許せません。

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