2023年11月4日土曜日

楽しい13年ありがとう彩ちゃん。


彩ちゃんが犬舎にやってきたのは、2010年8月24日。
 
発見から1年半追跡して、ファミリーの他の子が捕まっても
どうしても捕まえられない最後の1匹でした。

ある日、鉄板で蓋のしてある側溝の下に潜り込んでいた時に
麻酔を掛け、捕獲棒で首を締め付けて捕まえた。
引きずり出した野犬のお腹の下には6匹の赤ちゃんを守っていた。
 
 

 

過去ブログ2010年8月25日リンク➡️ 生まれたて。

 
彩ちゃんの姉妹の詩野ちゃんが保護されたのは2009年2月下旬。
2kgにも満たない小さな2ヶ月齢、その時に同胎の兄弟がいることが判明。
子犬5匹を含むファミリー8匹をなんとかしたいと
reikoさんからの相談があっての捕獲への取り組みでした。
 


捕獲したい子たちが野犬であること
犬たちの居場所への捕獲交渉も必要になること
壁が幾つもありましたが
色んな機関との調整で捕獲が実現しました。
 
彩ちゃん以前に捕獲できた犬たちは
 ★あにまるライフ豊中★では手に余る「野犬の人馴れリハビリ」のために
ハッピーハウスさんのお世話になっていました。
 


 
 
母犬らしき犬は怪我をして、そのうち姿がみえなくなり
彩ちゃんだけが残されました。 
 
犬舎では人に咬みつく事故や犬との喧嘩が起きないように
最初は大型ケージを連結して二部屋ある居場所を作り
出来る限り長く人の姿が見えるようにして過ごしました。 




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
子犬たちは人間が大好きに成長していったのですが
彩ちゃんは野良猫がまるで居ないかのように隠れるのと同じで
大きな身体ですっかり気配を消し隠れてしまいます。 

彩ちゃんが安心できるための人との距離が遠すぎる。
子犬たちを譲渡した後の不妊手術の際
麻酔の掛かっている内にハーネスを着けても
目覚めると秒殺で噛み切ってしまいました。
 
裏庭の野犬の時期があり、また庭に渡した6mワイヤーから
ワイヤーリードを繋いでいた時期もあり…ハーネスを着ける練習も経て
1年掛かってやっと散歩に出かけることができました。
 

過去ブログ2011年8月9日リンク➡️ 彩ちゃんの昨日&今日。

 
それでも何とか受け入れ先はないか?人と一緒に安心して暮らし
楽しい時間を持てるようになれればと思いつつ何年も過ごしました。





 
 
 
 
 
 
 
 
 
彩ちゃんに私だけの家族を見つけてあげることはできなかった。
子供スタッフたちとは、お友達のよう。
まるで女子トークしてるみたいに一緒に寝そべって
彩ちゃんは匍匐前進で近づいて甘えてみたり
そんなみんなを見ているのが好きでした。
 
子供スタッフたちがカメラを構えても身構えない彩ちゃん
散歩後に読み込む画像には、こんなアップの画像があったよ(この上下の2枚)
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
散歩は大変だったよ。
野で生きるために小動物を狩っていたのだろうか
猫を見つけると何メートルか一瞬で跳んだり
跳躍の先が小型犬の喉元だったり
自転車が怖いと瞬間に法面を3mくらい駆け下りたり
特に男性がダメだったけど、犬もダメだった。
川の土手に犬と私が迂回するために
草刈機を使って道を作ったり
何年か掛けて怯えることが徐々に減り、
顔見知りの人が増えてオヤツをねだるようになったり。

本当に可愛い彩ちゃんだった。
犬舎を訪ねると、ついさっきまで土掘りしているお鼻だったり
年数を経るごとに、散歩の時間が楽しそう。
ねぇねぇ言うこと聞いてよ!ってマウンティングしてみたり
ついでにお尻をつまむように噛んだり。
 
 
去年の夏頃から、歩く姿が不自然になった。
獣医さんに往診頂いて、鍼治療をして頂いたりもした。
その頃には、お尻の辺りをつねっても痛さが感じられないらしかった。
歩けなくなるのかなぁ〜と、彩ちゃん介護が来るのかなと漠然と思っていた。
 
今年の春、狂犬病予防接種の際に、血液検査をしていただいた。
BUN>140mg/dL,CRE 3.89mg/dL, IP 13mg/dL, K 5.4mEg/L
腎疾患で、その日から毎日の皮下輸液500ml 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
9月の終わり頃から急に食欲が落ちてきた。
階段を降りることが難しくなった。
散歩の途中で、足の返りができなくなり足の甲を地面についてしまう。

出来る限り土の地面を歩いて、匂いを嗅いで進みたいし
坂道や階段を避けてカートに乗って、いつもの散歩道にでかけるように。






10月に入ると、食べられるものがドンドン減っていく。
柔らかいものしか噛めなくなった。
10月半ばになると、大好きだった焼き芋に見向きもしなくなった。 



介護胴着を一日着けていて、敷地内で徘徊が始まる。
散歩でも真っすぐ進まず、 ぐるぐる回転する。

「ぐる活」が始まった。と言ってたんだけど…
 


 
一日一日歩けなくなり、身体を支えることができなくなった。
腎不全からの尿毒もあって吐き気も辛いんだろうな。
それでも、この次の日も介護胴着の持ち手を両手で持って
人間かカニ歩きして松の根元から根元へ移動すると
彩ちゃんは幹の匂いをしっかり嗅いで…クンクンクンクン
一所懸命においを取るから散歩には出たいんだなぁって。
 
10月28日の夕方はカートに乗せて出掛けたものの
口の中の色が白っぽくて貧血だからカートから降ろさなかった。
横たわったまま、オヤツに小さなムースの缶詰を開けると
匂いを感じて、彩ちゃん起き上がって体勢を立て直した。
モグモグ…ほんの三口くらい食べると、くたびれた〜と寝てしまった。 

彩ちゃん、その日の夜19時13分
虹の橋のたもとに旅立って行きました。
 
 
 
これから、秋明菊やコスモスをみると
きっと思い出すのは彩ちゃん。 
毎日楽しかったね、ありがとうね。
 
                            imoko

0 件のコメント:

☆アクセスカウンター☆

アクセスカウンター