2009年9月9日水曜日

高槻市多頭飼い崩壊。

9月2日に高槻市にお住まいのボランティアの方から
「緊急の相談」だと、メールをもらいました。
この方は、猫大好きのケアマネージャーさんだそうです。

*画像は、多頭飼い崩壊の現場の猫さんたちです。

仕事として入った高齢のご夫妻のお宅、厳しい年金生活
奥様の体調が思わしくなくご主人が介護をされ
経済的にも精神的にも追い込まれている。


今まで捨て猫の保護を繰り返し、避妊・去勢を怠った結果
成猫20匹、子猫12匹に増え飼育継続が困難になっている。
いわゆる「多頭飼い崩壊」だと。



一応の検診(ノミ駆除・ウィルス検査)をして下さったら
一時預かりなら何とか…とお話したのですが
預かりを望むのではなく、保護から里親探し…なのだと。

大人故に一生抱え込むかも知れない…と
躊躇をし、良い返事は返せませんでした。


そうでなくても、先月は子猫を14匹も引き受け
医療費などで、グループの首を絞めた結果になっています。


お伺いすると、関西の主立った愛護団体には全てあたった。
けれど動いてくれたのは、大手の団体ひとつ、と。

皆さんも
「この猫の命を取らないで欲しい人!」って言われたら
おそらく全員の(であって欲しいけど)手が挙がると思います。

でも
「今日からこの猫を『うちの子』にしたい人!」て
訊ねられたら…?


人馴れしてるか自分は見ても居ない
もしかしたら感染症を持ってるかも知れない
「貰い手がなかったら
 あなたの子にして一生面倒をみて下さい。」と。
どうでしょうか?


猫に罪はありません。どの子もかわいいです。
助けたい思いは、多くの方、団体にあったと思います。
でも、私は自分の能力の範囲を考えてお断りしました。

そうでなくても、imoko猫部屋の隣の部屋には今
猫エイズ・猫白血病、共に陽性の猫さんを保護しています。
他の保護猫に感染させる訳に行きませんから
色々配慮するし、少なくとも別の部屋が必要。


高槻のSOSには、万が一、保護した成猫が感染症であったり
人馴れが全くできていない状態だったり
何らかの理由で里親に出られない状態だった場合のリスクを考え

今の保護猫さんへの責任もあり共倒れに成らないように
今後の活動の為にも、お断りする事にしました。


2日後、まだ目も開かない乳飲み子が6匹
愛護団体の判断によって安楽死され
他の子猫6匹は家族を探して下さるために
団体に引き取られたとの報告を頂きました。

安楽死の決断については、
その猫をこの目で見てないのでコメントは控えますが
子猫だけでも、こちらの責任で引き受けると
即決していれば
助けられた命かも知れません。


上の写真の子はかなりの怖がりだそうです。
大人猫の内、暴れて手の付けられない子も
安楽死だったそうです。

現在18匹の大人の猫さんが飼い主宅にいます。
その内11匹の写真が撮影できたとのこと。
完全室内飼いでもあるので見た感じは
歯茎もキレイ、鼻水もなく状態は良いそうです。

お宅は清潔で、トイレも掃除されています。
介護の傍ら、ご主人が一緒懸命お世話されてます。
しかし要介護の大変な状態は続く訳で
切羽詰まっていることは変わり有りません。


imokoは手助け出来なかったたけれど
今、生きているこの子たちの
幸せを願う気持ちから紹介させて頂きます。

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詳しい事は、うめさんのブログ
「まねきウメ猫」
でご覧になって下さいませ。

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                     imoko

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